ニキビ跡を消すには?専門家が治療法をお教えします

ニキビ消すにはサムネ ニキビコラム

ニキビ跡で悩んでいて、ニキビ跡を消すために専門家はどう治療するのかを知りたい方は多いのではないでしょうか?

ニキビ跡のセルフケアには限界があります。そのため美容診療がおすすめです。

そこで今回はニキビ跡がなかなか消えない理由とそもそもの原因、そして治療法までを深掘りします。

ぜひ最後まで読んでください。

ニキビ跡を消すには美容診療がイチ押し

ニキビ跡を消すには、美容目的の美容診療がイチ押しです。まずはニキビ跡がセルフケアでは改善が難しい理由を、そして美容治療について見ていきます。

ニキビ跡はなぜセルフケアでは消えないの?

瘢痕化した凹凸ニキビ跡は、真皮の奥にまで皮膚のダメージが及んでいるので、セルフケアや肌のターンオーバーを期待して治すのは難しいです。ターンオーバーとは肌の細胞が一定のサイクルで生まれ変わるからだの仕組みのことで、通常、健康成人の肌のターンオーバーは約4週間と言われています。

セルフケアイメージ

なぜニキビ跡を消すには美容診療?

一般の診療では病気を治したり、ケガを治したりなど、病気の治癒や身体機能回復を目的としていますが、美容診療では少しちがい、見た目の美しさを追及することを目的としています。

ニキビ跡の場合は皮膚科、美容診療では美容皮膚科を受診しますが、下記にニキビ跡を治す際の目標や特徴の違いを挙げてみました。

【皮膚科と美容皮膚科の違い】

皮膚科

美容皮膚科

目標 病気の治療 美肌や美白を手に入れる
特徴
  • 外用薬や内服薬
  • 皮膚に異常が見られた場合の治療を行う
  • 外用薬や内服薬に加えて、レーザー治療など施術を行う
費用 保険診療 自由診療がメイン、一部保険診療

凹凸ニキビ跡などは炎症などは既に炎症は治まっており、瘢痕(きずあと)になっています。いわゆる「美肌」を目指すことになるので、美容診療の方が適切です。

ニキビ跡の原因とは

ニキビ跡は種類によって原因が違います。ニキビ跡を治療をする前に、自分のニキビ跡の原因を知っておきましょう。

ここで、原因を紹介するニキビ跡は4種類です。

  • 赤みを持つニキビ跡の原因
  • 色素が沈着しているニキビ跡の原因
  • 凹凸ニキビ跡の原因
  • しこり・ケロイドニキビ跡の原因

以下で、1つずつ詳しく見ていきましょう。

赤みを持つニキビ跡の原因

最も多くみられるニキビ跡で、炎症後紅斑とも言い、ニキビの炎症が跡になって残り赤くなっている状態です。ニキビの炎症で毛細血管が新たに作られ、拡張することが原因になってあらわれます。

赤みをもつニキビのイメージ

赤みを持つニキビ跡は、軽度なら肌のターンオーバーで少しずつ薄くなり消えますが、炎症がひどく皮膚の深い部分まで及んだような場合は、時間が経ってもなかなか消えません。この場合は、クリニックでの治療が必要になります。

色素が沈着しているニキビ跡の原因

ニキビ跡の色素沈着も多くみられる症状で、炎症後色素沈着とも言います。ニキビの炎症で肌がダメージを受けたために、表皮と真皮の境目の基底層にあるメラノサイト(色素細胞)が活性化して大量のメラニンを生成することが原因で、炎症が治まった後にシミのように残った状態です。

通常は肌のターンオーバーで半年〜数年で少しずつ薄くなっていきますが、炎症のダメージの程度によってはずっと残ってしまいます。美白ケアで改善する場合もありますが、重度の場合はクリニックでの治療が必要です。

凹凸ニキビ跡の原因

赤みを持つニキビ跡や色素が沈着しているニキビ跡よりもさらに重度のニキビ跡で、ニキビの炎症が皮膚の真皮に到達して真皮を破壊することが原因です。また、爪などでニキビを潰すことも原因になります。

ニキビ跡セルフケアでは消えにくい

凹凸ニキビ跡は自然治癒しないだけでなく、セルフケアで消すことはできず、クリニックでの治療が必要です。

しこり・ケロイドニキビ跡の原因

しこりニキビ跡は、真皮にまで達する炎症のダメージと皮膚の再生能力の異常が原因です。ダメージを受けた皮膚は傷を修復するために、過剰にコラーゲンを生成し、これがしこりに繋がります。。このしこりのニキビ跡は重度のニキビ跡なので、クリニックでの治療が必要です。

ケロイドニキビ跡の原因ははっきりとは分かっておらず、体質による要素が強いと言われています。

ニキビ跡の予防策!

ニキビをニキビ跡にしないために大切なことは、ニキビの炎症を早期に抑えることです。また、ニキビの段階で適切にケアし、炎症がひどい場合、痛むような場合は早めに医療機関を受診しましょう。

ここではセルフケアでのニキビ跡の予防策を6つ紹介します。

  • ニキビをつぶさない
  • 刺激を避ける
  • 紫外線対策を行う
  • 適切な洗顔で肌を清潔に
  • 保湿や角質ケアを行う
  • 食生活や生活リズムを整える

以下で、1つずつ見ていきましょう。

ニキビをつぶさない

ニキビ跡になるリスクを誘発するので、ニキビは自分でつぶさないようにしましょう。ニキビを自分でつぶすと細菌が侵入し更に悪化するだけでなく、周辺の皮膚にまで炎症を引き起こす可能性があるからです。ニキビを潰してしまった場合は、必要以上に触らず、洗顔やセルフケアで清潔にしておきましょう。

刺激を避ける

肌表面へ必要以上の摩擦や刺激を避けましょう。刺激は、肌のバリア機能が低下し、乾燥や色素沈着を助長します。

ニキビ跡が気になると、触りたくなりますが、触らないようにしてください。また、マスク着用時もニキビ跡に擦れないよう、掛け方を工夫しましょう。

紫外線対策を行う

季節に関係なく、日焼け止めクリームや帽子をかぶるなどの紫外線対策を行いましょう。紫外線はメラニン色素の生成を促すので、色素沈着ニキビ跡の原因になってしまいます。

紫外線対策イメージ

加えて紫外線対策を行うとニキビ跡予防だけでなく、ニキビ悪化の予防にもなります。日焼け止めクリームを選ぶ時は、なるべく肌への負担が少ないものにしましょう。

適切な洗顔で肌を清潔に

洗顔時は洗顔料をしっかり泡立て、大量の泡でやさしく洗いましょう。健康な肌のためには適度な皮脂も必要なので、回数は朝晩2回まで、洗浄力の強すぎる洗顔料や強い力で洗うのは避けましょう。

保湿や角質ケアを行う

保湿で肌のバリア機能を保ち、角質ケアで肌のターンオーバーを促しましょう。

肌の乾燥は、肌を紫外線などの刺激を受けやすい状態にし、肌のターンオーバーの乱れを招きます。ニキビがあっても、化粧水と乳液の両方を使いましょう。化粧水のみでは肌から水分が逃げてしまい、乾燥してバリア機能が低下します。

角質とは、肌の一番外側を覆う0.01〜0.03ミリの薄い膜のことで、角質が何層にも重なり合い、隙間の細胞間脂質が水分を保持して、バリア機能を保ちます。古い角質はターンオーバーで剥がれ落ちますが、角質ケアとは、このターンオーバーを助けるお手入れのことです。ターンオーバーの乱れを予防し、赤みを持つニキビ跡や色素が沈着しているニキビ跡などの改善を促します。

スクラブや強いアイテムを使ったピーリングは肌に過度な刺激を与えてニキビ跡の悪化につながる可能性があるので、塗るだけで良い角質美容水など、肌に優しい角質ケアアイテムを使いましょう。

食生活や生活リズムを整える

食生活に心を配り、生活リズムを整えましょう。

外からだけでなく、食事で体の内側からもニキビ跡をケアしましょう。肌の調子を整えたり、色素沈着に作用したりする栄養素が入っている食材を積極的に摂取することをおすすめします。具体的には、ビタミンC、ビタミンB群、たんぱく質、オメガ3脂肪酸などです。サプリメントも上手に使いましょう。また、食材だけでなく、摂取の仕方にも注意を払い、ベジタブルファースト(野菜を先に食べる)やたんぱく質ファースト(たんぱく質を先に食べる)で血糖値を急激に上昇させないことも大切です。

食べ物バランス

また、不規則な生活などもターンオーバーの乱れに繋がるので、規則正しい生活を送り、ストレスを少なくする生活を送りましょう。

ニキビ跡ができてしまった時の治療法

ここまで、ニキビ跡の原因や、ニキビ跡の予防対策をご説明してきました。ここからは、ニキビ跡ができてしまった時の治療法をお話をします。

ここでは、ニキビ跡ができてしまった時の治療法を6つ紹介します。

  • 美容診療でまずはしっかり診断
  • 美容診療で行われているニキビ跡の治療法
  • 赤みを持つニキビ跡の美容診療の治療法
  • 色素が沈着しているニキビ跡の美容診療の治療法
  • 凹凸ニキビ跡の美容診療の治療法
  • しこり・ケロイドニキビ跡の美容診療の治療法

以下で、1つずつ見ていきましょう。

美容診療でまずはしっかり診断

ニキビ跡はセルフケアや皮膚科での保険診療では限界があり、十分に治すことができません。その点、美容皮膚科であれば、自由診療なのでさまざまなニキビ跡治療を受けることが可能です。

美容皮膚科でも、ニキビ跡の種類や状態で適した治療が違うので、まず、医師の診察をしっかり受けて自分のニキビ跡に適切な治療方法を提案してもらいましょう。

美容診療で行われているニキビ跡の治療法

美容皮膚科で行われているニキビ跡の治療法には機器が必要なものが多いので、行っている方法は治療する医師やクリニックによって違います。

施術の前には、ニキビ跡を医師が診察し、症状に適した治療方法が提案され、メリット・デメリットの説明があり、患者の同意のもと、施術法が決定します。ニキビ跡の種類に合った、適切な治療を行うことが大切です。

美容皮膚科で行われているニキビ跡の主な治療法は、以下のものです。

【美容皮膚科で行われているニキビ跡の主な治療法】

治療方法 説明 作用 料金相場 ダウンタイム 副作用
ケミカルピーリング 薬剤を塗布 ターンオーバーを促す 約4,000~17,000円 少ない 肌が少しピリピリする
レーザー レーザー照射 ターンオーバーを促す 約10,000~60,000円 1週間位 かさぶた・赤み
光治療 特殊な光を照射 メラニンやヘモグロビンなどの色素を分解 約13,000~40,000円 少ない 赤み・熱感・痒みなど
ダーベマン 肌に細かい穴をあける 自然治癒力を利用して肌の再生を促す 約20,000~33,000円 数日~1週間 赤み・皮むけ
ニキビ注射 ニキビの炎症部分に直接ニキビ治療薬を注射で注入 短期間で炎症を鎮静 約7,000円 1~2日 まれに注入部位の萎縮・ニキビの悪化

*自由診療なので、料金は医療機関によって違います。

ダウンタイムとは、施術後の肌の赤みやかさぶたなどが治るまでの期間のことです。

赤みを持つニキビ跡の美容診療における治療法

まずは赤みを持つニキビ跡治療についてです。おすすめの美容診療における治療法は、ケミカルピーリングです。

ケミカルピーリングは、専用の薬剤を塗布して角質層から表皮上層部を剥がしやすくし、肌のターンオーバーを促す治療法です。そのほかに、レーザー治療も美容皮膚科で行っています。

レーザー治療は、レーザーを細かい点状にに照射し、肌に小さな穴を開け、ターンオーバーを促す方法です。

【赤みを持つニキビ跡の美容診療の治療法】

ケミカルピーリング レーザー 光治療 ダーベマン ニキビ注射
赤みを持つニキビ跡

色素が沈着しているニキビ跡の美容診療における治療法

続いては色素が沈着しているニキビ跡の治療についてです。おすすめの美容診療における治療法は、光治療です。肌に特殊な光を当てて、メラニン色素やヘモグロビンなど複数の色素に働きかけて分解する方法です。ニキビ跡のほかにも、シミやそばかすなど、幅広い症状に使っています。

【色素が沈着しているニキビ跡の美容診療の治療法】

ケミカルピーリング レーザー 光治療 ダーベマン ニキビ注射
色素が沈着しているニキビ跡

凹凸ニキビ跡における美容診療の治療法

凹凸ニキビ跡治療についてです。おすすめの美容診療における治療法は、レーザーもしくはダーマペンです。

レーザーを点状に照射して、肌に小さな穴を開けてターンオーバーを促します。レーザーにもいろいろな種類があり、凸凹ニキビ跡の他に、赤みを持つニキビ跡、色素が沈着しているニキビ跡にも効果があります。

ダーマペンとは、極細針で肌の表面に小さな穴を開け、肌の自然治癒力を高める方法です。極細針で開けた小さい穴を塞ごうとして肌は活性化し、コラーゲン、エラスチン、ヒアルロン酸が増え、なめらかな肌になります。凸凹ニキビ跡のほか、毛穴の開き、小ジワなどにも使っています。また、同時に有効成分を浸透させることも可能です。

【凹凸ニキビ跡の美容診療の治療法】

ケミカルピーリング レーザー 光治療 ダーベマン ニキビ注射
凹凸ニキビ跡

しこり・ケロイドニキビ跡の美容診療における治療法

しこりニキビ跡治療についてです。おすすめの美容診療における治療法は、レーザーもしくはニキビ注射です。

ニキビ注射は、ニキビの炎症部分に直接薬剤を注入しニキビの炎症を抑えて、ニキビの悪化を防ぎ、ニキビ跡の凹みを最小限に抑えます。

ケロイドニキビ跡の場合もニキビ注射が適応です。

【しこり・ケロイドニキビ跡の美容診療の治療法】

ケミカルピーリング レーザー 光治療 ダーベマン ニキビ注射
しこり・ケロイドニキビ跡

おすすめはオンライン美容診察

ニキビ跡の美容診療での治療法まで見てきて、「ぜひ美容皮膚科の診察を受けてみたい」と思った方も多いのではないでしょうか? 

「でも仕事が忙しいから通えない」「近くに美容皮膚科がない」という方にはオンライン美容診察がおすすめです。

オンライン美容診察がおすすめな理由

セルフケアで消せないニキビ跡を消すには、美容皮膚科での診察が必要と分かってはいても、仕事などが忙しくてなかなか病院やクリニックへ行けない人も多いかもしれません。忙しくて通院できない方、近くに美容皮膚科がない方には、オンライン美容診察がおすすめです。

オンライン美容診察では、自宅や職場など自分の好きな場所で都合の良い時間に、携帯電話やパソコンなどを使ってインターネット上で診察を受けることができます。24時間予約可能、交通費なし、待ち時間なしなので、忙しい毎日のすき間時間に診察を受けることが可能です。

美容皮膚科専門医の診察のあと、必要に応じて薬も処方されます。

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