【思春期ニキビ】自分でできる高校生のニキビケア

高校生の方で、自分でできるニキビケアを知りたい方は多いのではなないでしょうか？

ニキビは90％以上の人が経験する一般的な皮膚疾患で、毛穴の詰まり、皮脂の過剰分泌、アクネ菌が原因です。ニキビで悩まないためには、毎日のセルフケアが大切です。

そこでこの記事は、思春期ニキビの自分でできるケアについてまとめました。

高校生のニキビ、まずは思春期ニキビについて知ろう、高校生の思春期ニキビの対策、思春期ニキビがニキビ跡になったら、高校生ニキビ跡におすすめのアイテム5選、高校生でもニキビ跡がなかなか治らないならクリニックへまで、一緒に見ていきましょう！

ぜひ、最後まで読んでください。

高校生のニキビ、まずは思春期ニキビについて知ろう

「思春期ニキビ」とは、90％以上の人が経験する、おもに10代の頃にできるニキビのことです。思春期ニキビは中学生前後の頃にでき始め、高校生の頃に花盛りとなり、成長期が終わった20歳前後に自然とできなくなります。

ここでは、思春期ニキビの特徴を4つ紹介します。

以下で、1つずつ詳しく見ていきましょう。

ニキビができる理由

思春期ニキビの原因は、「毛穴の詰まり」「皮脂の過剰分泌」「毛穴の中でのアクネ菌の増殖」の3つで、それぞれの原因が相互に影響し合っています。

ニキビの最初は、毛穴が閉じて皮脂が詰まった状態の白ニキビです。その後、毛穴が開き先端が黒く見える黒ニキビになり、皮脂の分泌やアクネ菌の増殖が改善されなければ、炎症状態の赤ニキビへ進行し、さらに悪化すると膿が溜まった黄ニキビになります。ニキビの種類については、後で、さらに詳しく説明します。

【ニキビ発症のメカニズム】

ニキビの発症メカニズム，治療，予防｜痤瘡の発症メカニズム

思春期は皮脂量が多いからニキビができやすい

思春期には男性ホルモンの分泌が増えるので、皮脂の分泌も盛んになります。皮脂の分泌が増えることがニキビができやすい理由です。

皮脂の分泌を増やす働きを持つ男性ホルモンは、女性でも分泌されています。男性では、男性ホルモンのテストステロンの生成は睾丸で行われますが、女性は卵巣で作られます。量は男性の約1/10です。また、副腎からもデヒドロエピアンドロステロン(DHEA)という男性ホルモンが、男性女性の両方で分泌されています。DHEAは女性でも男性と同じように大量に分泌されます。これらによって皮脂分泌が促進され、ニキビへと繋がります。

思春期ニキビがよくできる場所とは

思春期ニキビは、皮脂の分泌の多い、額やこめかみ、鼻、鼻の周りなどのTゾーンから頬にかけてよくできます。顔全体に万遍なくポツポツとできることもあります。

思春期ニキビの種類

思春期ニキビには、白ニキビ、黒ニキビ、赤ニキビ、黄ニキビの4種類があります。思春期ニキビは、肌が脂っぽい方、季節は汗をかく春から夏に多くできます。

下記に、思春期ニキビの種類とその特徴を挙げました。

【思春期ニキビの種類とその特徴】

高校生の思春期ニキビの対策

思春期ニキビを悩みにしないためには、ニキビをつくらないこと、ニキビができてしまった場合には適切なケアを行うことが大切です。

ここでは、思春期のニキビ対策を5つ紹介します。

以下で、1つずつ見ていきましょう。

つぶさない

ニキビをきれいに治すために、つぶさないで正しいケアを行いましょう。ニキビをつぶすと、周囲の皮膚を傷つけたり、別の細菌が入ったりして炎症がひどくなり、治りが遅くなるばかりか、凸凹のニキビ跡を残すリスクがでてきます。また、ニキビの症状が治まっても、自分のケアだけではきれいに治せなくなる可能性もでてきます。ニキビをつぶして効果があるのは、皮膚科専用の消毒済み器材で行った場合のみです。

ニキビがつぶれた場合は、手では触らず、洗顔やスキンケアで清潔に保ちましょう。

丁寧に洗顔

ニキビを予防するために、できているニキビを悪化させないために、朝晩2回、洗顔料を使って余分な皮脂と汚れを取り除きましょう。洗い過ぎて必要な皮脂を取ってしまうとさらに皮脂が分泌されてしまうので、洗顔料を使うのは朝晩２回までにしましょう。汗をかいたときに洗う場合はぬるま湯のみで大丈夫です。

34～38℃くらいのぬるま湯を使い、洗顔料は泡立ちネットを使いよく泡立て、大量の泡で顔を包み込むようにやさしく丁寧に洗います。タオルで拭く際も、顔を包み込むように水分を吸収させます。洗顔のときと同様に拭き取りのときも肌はこすらないようしましょう。

保湿をする

肌のバリア機能を保つために、しっかり保湿しましょう。肌は乾燥すると、本来持っているバリア機能が弱まり、ちょっとの刺激にも敏感になり、また、足りない油分を補うために、さらに皮脂を分泌してしまいます。

洗顔後のケアでは、化粧水だけで済ませず、乳液やゲルなどで蓋をして、水分の蒸発を防ぎましょう。バリア機能が働いてニキビを予防できます。

日焼け止めをしっかり塗る

紫外線はメラニン色素の生成を促すので、ニキビには敵です。季節や天気に関係なく、日焼け止めクリームや帽子を使って、紫外線対策をしましょう。

紫外線は色素沈着のニキビ跡の原因になります。日焼け止めクリームの強さは、SPFとPAで表され、数字が大きいほど効果が高いですが、肌への負担も大きいので、日常生活では「SPF10～30」「PA++」くらいの日焼け止めクリームを使うと良いでしょう。

健康的な生活をする

健康的な生活をする時は、次のことに気をつけましょう。

高校生はまだまだ成長期です。無理なダイエットはしないで、身体の成長や健康のために栄養バランスの取れた食事を摂りましょう。そのうえで、肌の調子を整えたり、肌の源となったりする栄養素が入っている食材を積極的に摂取することが大切です。

具体的には、ビタミン類、たんぱく質、オメガ３脂肪酸などの栄養素を積極的に摂取しましょう。おやつにスナック菓子を食べるのなら、果物やナッツ類に替えたり、朝ごはんがパンだけなら卵料理や野菜ジュースをプラスしたりしましょう。また、食材だけでなく食べる順序にも気をつけ、ベジタブルファースト（野菜を先に食べる）やたんぱく質ファースト（たんぱく質ファースト）で血糖値を急激に上昇させないことも大切です。

不規則な生活は、肌の細胞が一定のサイクルで生まれ変わるターンオーバーを乱します。決まった時刻に寝起きし、決まった時刻に食事を摂るなどして、生活リズムを整えましょう。

ストレスを感じていると皮脂の分泌が増えると言われています。皮脂の分泌過剰はニキビを増やします。ストレスはできるだけ発散させましょう。

ストレス解消の方法はいろいろありますが、バスタイムも有効です。少しぬるめ（約40℃）の湯船に10分間浸かると、とてもリラックスできます。自分が快いと感じるアロマや入浴剤を使うとさらに効果的です。

思春期ニキビがニキビ跡になったら

毎日、注意深くセルフケアをしていたのに、気づいたらニキビ跡になってしまった…などということもあるでしょう。そんな時もがっかりしないで大丈夫です。まだ、セルフケアできる方法もあります。

ここでは、思春期ニキビがニキビ跡になった時にどうすればよいかを2つ紹介します。

以下で、1つずつ詳しく見ていきましょう。

ターンオーバーで回復を待つ

ニキビ跡は、ターンオーバーという体のシステムで、自然治癒する場合もあります。ターンオーバーとは、一定のサイクルで肌細胞が新しく生まれ変わる体の仕組みのことです。

肌のターンオーバーのサイクルは、健康な成人で約4週間です。

肌のターンオーバーはこのサイクルを繰り返します。ニキビ跡になる場合は、ターンオーバーが乱れている可能性があります。ターンオーバーを乱す要因はいろいろありますが、日常生活習慣に関連することが多いです。

ニキビ跡ができてしまった場合は、日常生活に問題がないかどうか、振り返ってみましょう。

薬などでケアを試みる

ニキビ跡には、赤みを持つニキビ跡、色素が沈着しているニキビ跡、凸凹ニキビ跡、しこり・ケロイドニキビ跡の4種類があります。4種類のなかで、薬で改善を期待できるのは、赤みを持つニキビ跡、色素が沈着しているニキビ跡のみです。

ニキビ跡に効果のある薬には塗り薬や飲み薬などがありますが、いずれも肌のターンオーバーを促進する働きや肌に沈着したメラニンを無色化する働きのある成分が含まれています。

下記に、ニキビ跡ケアに有効な成分をまとめてみました。薬を購入するときに有効な成分が含まれているかを確認しましょう。

【ニキビ跡ケアに有効な成分】

高校生ニキビ跡におすすめのアイテム5選

ニキビ跡へは肌のターンオーバーを促進し、沈着した色素を無色化して、色素沈着や赤みを緩和することが大切です。購入時は含有成分を十分確認しましょう。飲み薬は体の中からニキビ跡の改善へ働くので、修復に効果にある成分を効率的に摂取できます。

ここで紹介する高校生ニキビ跡におすすめのアイテムは5つです。高校生でもお小遣いで購入できる、リーズナブルな価格帯のものを特に選んでみました。

アットノンニキビあとケアジェル

ビタミンCはコラーゲンの産生促進の効果も併せ持ち、ターンオーバーを促進するビタミンEとの共同作業でニキビあとの肌をケアします。殺菌作用のあるイソプロピルメチルフェノールも配合され、ニキビ予防効果もあります。

さらっとなじみやすい使用感のジェルです。洗顔後のスキンケアの前に使用してください。

【アットノンニキビあとケアジェルの特徴】

メラノCC薬用しみ集中対策 プレミアム美容液

ビタミンCはコラーゲンの産生促進の効果、アラントインはターンオーバー促進効果も併せ持ち、皮脂抑制作用を持つピリドキシン塩酸塩（ビタミンB6）とともに、赤みや色素沈着を持つニキビ跡を正常な皮膚へ再生を促し、なめらかな肌へ導きます。

【メラノCC薬用しみ集中対策 プレミアム美容液の特徴】

無印良品(MUJI)敏感肌用 薬用美白美容液

ビタミンCはコラーゲンの産生促進の効果も持ち、色素生成を抑制、色素沈着を無色化するグリチロン酸とともに赤みや色素沈着のニキビ跡に作用して、正常でなめらかな肌へ導きます。

無香料、無着色、無鉱物油、パラベンフリー、アルコールフリーです。顔全体用としても、気がかりなところへのスポットケアとしてもどちらにも使えます。

【無印良品(MUJI)敏感肌用 薬用美白美容液の特徴】

ちふれ化粧品「美白美容液VC」

安定型ビタミンC誘導体 、グリチルリチン酸に加えて、ヒアルロン酸、トレハロースの保湿成分、油溶性甘草エキスが含まれ、バリア機能を強化、色素産生抑制を補強しています。

さらっとのびて、みずみずしい肌になります。無香料、無着色、ノンアルコールで、詰替用があるのも高校生には嬉しいところです。

【ちふれ化粧品「美白美容液VC」の特徴】

FANCL(ファンケル)アクネケア エッセンス

ポイント使いでニキビ跡を集中ケアできる、ジェルタイプの部分用美容液です。抗炎症作用のあるグリチロン酸、色素生成を抑制、色素沈着を無色化するトラネキサム酸がニキビ跡に効果的に作用します。トラネキサム酸は色素細胞メラノサイトの活性化を抑えて、メラニン色素生成を抑えます。防腐剤、香料、合成色素、石油系界面活性剤、紫外線吸収剤、殺菌剤無添加です。

ボタンエキス、シャクヤクエキスなどの和漢植物エキスも含まれており、肌のバリア機能を高め、外からの刺激に負けない肌にしてくれます。

【FANCL(ファンケル)アクネケア エッセンスの特徴】

高校生でもニキビ跡がなかなか治らないならクリニックへ

ターンオーバーでの回復を待っても、薬を使っても改善しない、赤みを持つニキビ跡や色素が沈着したニキビ跡がある場合や、凹凸ニキビあと、しこり・ケロイドニキビ跡がある場合は、美容皮膚科クリニックの受診も選択肢の1つです。

ニキビ跡の治療は自由診療なのでやや高めですが、長い人生でのトータルコストを考えると早めに治した方がお得かもしれません。高校生向けのニキビ治療も行っています。

手軽なオンライン診療がおすすめ

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